こども基本法、こどもまんなか宣言

保護者の方々とのワークショップを開催しました。

千曲市の新しい住民参加プラットフォーム

保護者の方々とのワークショップを実施しました。りんごの木 千曲店で。

これまで「ポリネコ!CHIKUMA」でのは保護者の方々からも意見をいただいてきました。小児科や遊び場、子どもの預かりなどに課題が集まっていることは見えてきているのですが、もっといろいろな話しを直接聞ければと思い、ワークショップを行いました。
場所も、市役所の会議室ではなく、りんごの木 千曲店(りんくりあんカフェ)で行い、出入り自由、子連れ歓迎!というスタイルで参加を呼びかけたところ8名の保護者の方々、2名の赤ちゃんにも参加していただけました。

・最初は、リラックス

最初に、千曲市に関わる簡単なクイズを全員で行いました。
知っているようで知らないことをその場で共有できると、お互いに話しがしやすくなります。
(下記のスライドショーで見ていただけます。)

 

正解は、それぞれ、

Q1:A 減っている
Q2:B 57,600人
Q3:C 330人
Q4:A 1位
Q5:A 1位 

です。

・「声」が「声」を呼ぶ。

ポストイットに「声」を書いて貼ってもらいながら、意見を聞き、そこからさらに会話が始まるという感じでした。
千曲市の良いところの再発見や、困ったことも沢山伺えたのですが、
特に共通していたのは、
・小児科の予約の困難さ
皮膚科や産科についての指摘のほか、参加者の一人が医師でもあったので、医師、病院視点のお話も伺えました。
長野県下は人口5万人あたりで、5-6施設あるところ、千曲市は4施設と、統計的にも不足している。

雨や暑い日に遊べる屋内施設

キティパークなどの公園はあるが、荒天時には行けるところが実はない、あれば、人が集める場所になるし、こどもや大人にとっても居場所として機能するのでは?

といった「声」をいただきました。

 

その他の「声」には、

-おむつをお土産にしなくてよくなったのはとても有り難かった!
-電子カルテで、何枚も申込書書かなくてもいいことをみんなの話しで知った!(今日まで知らなかった)
といった「声」をいただきました。

 

・ここからの展開

今回、直接の交流、ワークショップを通して見えてきたことは千曲市の良いところが多くあり、改善点や課題も多いものの、俯瞰すると対応不可能なものはほぼなく、保護者のみなさんと市役所が力を合わせていけばなんとかできることばかりということを再発見できました。
参加された方の中には、「今日参加できなかった保護者からも意見を預かってきた!」という方もいらっしゃいました。
ここからもっと多くの方から「声」をうかがえればと思いました。
また、遊び場については、
須坂市の「bota」
長野市の「ながノビ」
新潟市の「まちやま」
など各地の事例をご存知でした。各地の事例も参考にしながら千曲市の良いところがもっと市内外から注目されるようにしたいと改めて思いました。
「ポリネコ!CHIKUMA」で「声」を、お待ちしています!

 

 

【ネコからのコメント】

*予約状況の一覧があったりするだけで、申し込んだけどダメだったということが減るように、ちょっとしたことで、劇的に便利になることがあります。オンライン上でのやりとりだけでは、こういうちょっとしたことが、なかなか聞けません。
今回、直接の交流で多くのことを伺えました。
でも、施策をつくってゆくためには、多くの保護者のみなさんの「声」が必要です。
よかれと思って行うことも、違う、そうじゃないといわれることが行政の世界ではよくあります。
千曲市では「ポリネコ!CHIKUMA」を通じて、みなさんといっしょに地域をもっと良くしていきたいと考えていますニャ。

 

一人ひとりの参加が地域を豊かにします。

地域の豊かさは、
ひとりひとりの
参加=意思表示が
土台です。

これまでの広報・公聴では、
意思表示を課題解決につなげたり、
継続的な対話にすることが困難でした。
『ポリネコ!CHIKUMA』はこの困難さを乗り越える
ための道具です。 そして、あなたの”参加”が
これからの豊かさをつくるために、
必要不可欠です。

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屋代中でワークショップを開催しました。

千曲市の新しい住民参加プラットフォーム

屋代中学校で「声」を
カタチにする
ワークショップを
実施しました。


これまでの「ポリネコ!CHIKUMA」での「こども基本法」への回答や、校長先生とのランチミーティングを経て、学年全体で振り返りを行い、「声」をカタチにすることをより具体的に考えるワークショップを行いました。
「ポリネコ!CHIKUMA」からは下図のプレゼンテーションを行い、「声」をカタチにするアプローチのコツを伝えました。

・「声」をカタチにする

市役所(行政)に意見(声)を伝えるというと、
あれが欲しい、こうなったらいいのにといった内容になりがちです。
そうなると、なかなか「声」が具体化しません。
今回のワークショップでは、
Pay it forward
(自分だけでなく、まわりの誰かに良いこと)
という考え方を、自動販売機を設置するとしたら、どうするかという事例で説明しました。
(抜粋を下記のスライドショーで見ていただけます。)

 

・参加した中学生からの「声」(抜粋)

上記のプレゼンで、
Pay it forward

(自分だけでなく、まわりの誰かに良いこと)
に基づいた考え方を伝えを聞いた生徒の方々は、テーマごとに集まって意見交換をしながら、
GIGAスクール端末に、意見を分類しながら入力していました。
ワークショップ後のコメントを下記に紹介します。

 

・ここからの展開

今回のワークショップに寄せられた「声」をブラッシュアップして、校長先生や市役所への提案につなげてゆく予定です。
また、屋代中学校だけでなく、屋代中学校を含む市内4つの中学校でも、地域や市役所に意見を示せる環境を構築します。

屋代中学の方達の「声」が具体化するのが楽しみですね。

 

【ネコからのコメント】

*この取り組みの背景には「こども基本法」があります。
「こども基本法」の理念や、条文に示されている、

“全てのこどもについて、年齢及び発達の程度に応じ、自己に直接関係する全ての事項に関して意見を表明する機会・多様な社会的活動に参画する機会が確保されること”

この法律に対応しながら、千曲市の次世代層(若者)が千曲市役所と対話できる環境を構築することは、地域の持続可能性の向上とともに、若者にとってもより多くの可能性が広がることにつながると考えていますニャ。

屋代中学の他学年や、屋代中学以外の生徒の方からの提案なども、

「ポリネコ!CHIKUMA」の「声の受付箱」でお待ちしています。

一人ひとりの参加が地域を豊かにします。

地域の豊かさは、
ひとりひとりの
参加=意思表示が
土台です。

これまでの広報・公聴では、
意思表示を課題解決につなげたり、
継続的な対話にすることが困難でした。
『ポリネコ!CHIKUMA』はこの困難さを乗り越える
ための道具です。 そして、あなたの”参加”が
これからの豊かさをつくるために、
必要不可欠です。

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屋代中での「ポリネコ!CHIKUMA」

千曲市の新しい住民参加プラットフォーム

屋代中学校で
「こども基本法」をテーマに
「ポリネコ!CHIKUMA」を実施。

2024年の4月に「こども基本法」が施行されました。この新しい法律の重要な理念のひとつが、「全てのこどもについて、その年齢及び発達の程度に応じて、自己に直接関係する全ての事項に関して意見を表明する機会及び多様な社会的活動に参画する機会が確保されること。」(第3条基本理念)です。
千曲市の住民参加システム「ポリネコ!CHIKUMA」を活用することで、千曲市の中学生から意見を表明したり、地域や社会に参画できる環境できると、従来の告知(プリント配布やサイト掲載)よりも確実かつ効果的に、こどもが意見表明できる、社会的活動に参画できるようになります。
そこで、屋代中学校の1年生(現在は2年生)を対象に「ポリネコ!CHIKUMA」で、こども基本法への意思表示を行いました。

・1・法律の背景、意図を知る、学ぶ

どんなに良い法律や制度があっても、知らなければ活用することができません。
「ポリネコ!CHIKUMA」のラーニング機能で、法律のポイントへの理解を確実に高めることができます。
下図は、画面の一部です。
たとえば、
Q:国を統治する力(まとめる力)である主権は、日本国憲法で誰が持っていると定められていますか?
選択肢:【総理大臣】【自分自身(国民)】【天皇】【大統領】【政府】

Q:先生が「校則は変えられない」と言ったら、校則は変えられない。これは(先生が正しい)か(先生が間違っている)のどっち?
選択肢:【先生が正しい】【先生が間違っている】

Q:《こどもは義務や責任をはたさなくても、権利を主張したり、つかったりできる。》これは(YES)か(NO)のどっち?
選択肢:【YES】【NO】

 

 

正解はそれぞれ、
【自分自身(国民)】
【先生が間違っている】
【YES】
です。
実際の画面では、正解!/残念といった画面が表示され、最後にスコアも表示されます。
ただ、正解ではなくても問題なく、参考情報を読むことで正解が判るようになっていますので、回答という体験を通じて理解が高まります。(再回答でスコアをアップすることもできます。)
また、回答参加した学年や学校内で、認識が共有されやすくなるという効果があります。
理解を高めた上で、「こども基本法」とどう向き合いたいかの意思表示のパートに進みます。

 

・2・知って、学んで意思表示する

こども基本法には、「意見を表明する機会及び多様な社会的活動に参画する機会の確保」について国や県、そして、市町村に責務があるとしていますが、意見を表面する機会の形については、言及していません。
アンケートやコメントを記入するフォームを設置するだけでも、”「やっています。」”と言えてしまいます。
すると実際には、こどもの意見は寄せられませんし、意見に応えることもできません。

そうならないないように千曲市では、「こども基本法」について理解を深めた中学生に、
・どういう形で意見を伝えたいか
・意見に取り組む時に、大人とこどもがどう関わるか
・意見が市政のどのレベルにまで届いてほしいか
を設問を通じて問いかけ、回答から意思表示(参画)できるようにしました。
回答を通じて、上記の8つの対応のどれかが表示され、確認ができます。
(抜粋を下記のスライドショーで見ていただけます。)

 

回答すると、自分の考えを考えタイプとして確認できます。

 

・3・自分の考えを確認して、結果を共有する

たとえば、上記の設問で
【継続的な対話ができるほうが良い】
【基本的に大人とこどもが一緒に関わる】
【課題解決のレベルに、届くといい】
を選択すると、下図のようなタイプとして判定されます。
タイプのメリット、デメリットも判ります。
このタイプを確認することで次の画面では、ほかの回答者のタイプを俯瞰することができるようになります。

 

回答から、《対話しながら、大人とこどもで、一緒に課題解決》タイプが多いことが判りました。
もちろん、ただ意見を言えればいい、おとなに任せるといった回答もあります。
重要なことは、回答の多寡ではなく、学校や行政と対話を望む中学生が確実に千曲市に居るということが初めてわかったことです。

 

・回答結果=中学生からの「声」を受けて・・・

この結果も踏まえて、千曲市では『こどもまんなか』宣言を発表しました。(市役所HPでの紹介はこちら

「こどもの権利の尊重」 「こどもや若者 の意見を表明する場の確保」 「こどもの居場所づくり」 など、こどもの意見にもとづく地域運営を推進してゆきます。
この宣言の成果を増やすためには、千曲市に暮らすすべてのこどもが、いつでも、どこからでも気軽に意見を言え、学校や市役所、地域の人々など大人と対話ができる環境が必要です。

 

・ここからの展開

今回は屋代中学校の1学年に限定した取り組みでしたが、この仕組みを市内の各中学校にも拡大してゆきます。また高校、小学校も含め、千曲市のこども全員が参加できるようにしたいと考えています。

【ネコからのコメント】

*中学生の皆さんからの声の一部を紹介するニャ。

屋代中学の他学年や、屋代中学以外の生徒の方からの提案なども、

「ポリネコ!CHIKUMA」の「声の受付箱」でお待ちしています。

一人ひとりの参加が地域を豊かにします。

地域の豊かさは、
ひとりひとりの
参加=意思表示が
土台です。

これまでの広報・公聴では、
意思表示を課題解決につなげたり、
継続的な対話にすることが困難でした。
『ポリネコ!CHIKUMA』はこの困難さを乗り越える
ための道具です。 そして、あなたの”参加”が
これからの豊かさをつくるために、
必要不可欠です。

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